週刊新カゴ通信号外 〜10年続くサービスのコアを丸っと作りなおすプロジェクトチームの1日〜

2015.12.14 Monday

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    この記事は Product Owner Advent Calendar 2015 – Qiita の 14日目 のエントリです。

    はじめに
    @getsukikyu と申します。
    私は GMOペパボ でネットショップ構築・運営サービス「 カラーミーショップ 」のカート画面を新しくするプロジェクトのプロダクトオーナーを務めています。
    通称「 新カゴプロジェクト 」と呼んでおり、そのプロジェクトの進捗を社内にアウトプットするために、週刊新カゴ通信というものを書いています(最近は月刊みたいになっている…)
    本日はそちらの号外として、新カゴプロジェクトチームの1日をお届けします。


    新カゴプロジェクトチームのある1日

    ●10:00 始業
    1日の業務が開始します。
    メールやGitHub、Slackなどを各自チェックします。

    10:30 朝会
    時間になると、おもむろにホワイトボード前に集まります。
    チーム編成はPO1名、開発チーム4名(エンジニア3名+デザイナ1名)、ディレクタ1名です。
    朝会は順番に、昨日やったこと、今日やること、困ってることなどを発表していきます。
    時間としては約15分ほどです。

    新カゴ朝会

    新カゴチームのかんばんは、背面が磁石になっている取り外し可能なホワイトボードを使っています。
    持ち運びがとても便利で、増減もしやすいです。

    新カゴかんばん

    かんばんには1週間の計画以外に、新カゴで初めて購入された商品(POが購入)を貼って毎日見れるようにし初心を忘れないようにしています。
    最近では年末なので、残り営業日を記入したりもしています。(あと7営業日…)

    10:45 スプリントレビュー
    新カゴチームのイテレーションは1週間です。
    1週間に一度、開発チームからPOに向けてスプリントレビューを行います。
    POはこの時間で開発チームの1週間の成果を確認し、問題がなければ作業完了として「Accept」をします。

    新カゴプロジェクトでは PivotalTracker というツールを導入しています。
    このツールでは登録したタスクのステータスを設定することができ、うちのチームでは
    POから「Accept」というステータスに変更したタスクのみリリースできるというフローにして完了条件を明確にしています

    PivotalTracker

    11:30 ふりかえり会
    1週間に一度、チームのみんなでふりかえり会を行います。
    最近はチームメンバー週替りでファシリテーターを回すようにしています。
    時間としては約45分〜1時間ほどです。

    新カゴふりかえり会

    いつもは普通にKPTでふりかえりを行っているのですが、一度オプションとして「過去に経験した痛い話をしてから付箋を貼る」というルールを設けた際はあまりの痛々しさにMTGルームが阿鼻叫喚に包まれましたw
    いつもと違った雰囲気になっておもしろいのでオススメです!

    12:30 スプリント計画
    1週間のスプリントが終わったら、次のスプリントの計画を行います。
    プロダクトバックログからタスクを抜き出し、1週間の作業計画を立てます。
    スプリント計画は開発チームで進め、その計画をPOに共有し次回のスプリントレビューでどのような成果物を確認できるかを明確にします。

    13:00 ランチ
    ランチはみんなで行ったり行かなかったりします。
    たまにみんなで行く場合は週末の予定や家族の話なんかをしたりします。

    14:30 おやつタイム
    おやつタイムと言っても、ガチでおやつを食べる時間ではありません。
    現在新カゴチームでは新卒エンジニアのOJTを行っています。
    OJTの期間中、何か困ってることがないか先輩エンジニアが相談に乗る時間を「おやつタイム」と呼んで、毎日この時間に10分程度行っています。
    「悩んでいることがあっても(気を遣って)なかなか相談できない」ということがないようにこの時間を設けました。
    困っていても困ってなくても毎日開催されます。

    16:00 スーパーレビュータイム
    毎日1時間、開発チームはスーパーレビュータイム(略してSRT)というレビューを行うための時間を設けています。
    「レビューで作業が中断する」「レビュー待ちで作業が止まる」などということを解決するために、
    この時間に全員集まって一気にレビューをするという決まりを作りました。
    SRTの導入は作業効率アップにつながりました。
    (もちろん急ぎなどがあればSRT以外でレビューすることもあります)

    18:30 新カゴ事業戦略夕会
    大層な名前ですが、POとデザイナとディレクタが集まって雑談をする時間です。
    主にUIデザインのレビューなどを行い、その場で構成を考えたり修正をしたりします。
    POが悩んでいることなど(数字の取り方や今後の計画など色々)も相談します。

    19:00 終業
    19時に終業し、大体19時半〜20時くらいに各自帰り出します。
    POは主に庄やに向かいます。


    まとめ
    新カゴプロジェクトチームでは、コミュニケーションを取る時間を作っています。
    コミュニケーションが取れるタイミングをいくつか用意しておくと、プロジェクトが円滑に進みます。
    • 日頃からコミュニケーションを取っていると言いたいことも言いやすい
    • みんなが何をしているのかが把握できる
    • 時間を決めておくと他の時間は作業に集中できる(ふらりと話しに行くこともあるけど)
    • 気持ち良く仕事ができる
    • ネーミングを工夫するのも楽しい

    書籍「 Inspired: 顧客の心を捉える製品の創り方 」にも書かれているように、良いプロダクトは良いチームから生まれるということを私自身も信じているので、チームメンバーが最高のパフォーマンスを発揮できるような環境づくりを日々心がけています。

    関連資料
    新カゴプロジェクトのPOとして大切にしていることをまとめたスライドもありますので、よろしければご覧ください!


    以前マイナビさんにインタビューをしていただいた記事もあります。
    エンジニアとの素敵なつきあい方 - GMOペパボに聞く


    明日 Product Owner Advent Calendar 2015 – Qiita の 15日目 のエントリは
    同じペパボのPO @hogemoge の 「チームの壁 is 良い」 という話 です。

    「スクラム 仕事が4倍速くなる“世界標準”のチーム戦術」を読んだ感想

    2015.10.02 Friday

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      弊社ペパボで行ってる、

      「プロダクトオーナーとプロダクトオーナーじゃない人の勉強会」の一環で、

      夏休みの課題図書として読みました。

      ペパボでは数年前から各プロジェクトでスクラムが導入されています。

      現在関わっている機能開発のプロジェクトでもスクラムを導入・実践しています。

      私のロールはプロダクトオーナーです。

      本書を読み進めながら「自分のチームに当てはめるとどうだろうか」ということを無意識に考えていました。
       


      ■どんな本なのかというと

      タイトルの通り「スクラムを導入するとこんなに仕事が速くなるぜ!」ということが実例をもとにたくさん書かれています。

      なぜそのようにするのか、ということがしっかり書かれているので納得感がすごい!

      改めて「スクラムとは一体何なのか?」ということを学ぶことができました。

      (スクラムの起源などは知っていたけど、なぜこのようなフレームワークなのかという詳細までは知らなかった)



      ■私が気になった&刺さったところ
       

      <ジェフがすごい>

      著者でスクラムの生みの親のジェフ・サザーランド氏がすごい。

      もともと戦闘機パイロットで、その後博士号取ったり銀行に勤めたり、すごいキャリアだなと。

      カッコイイ。
       

      <長い時間をかけて詳細な計画を立てても変更は発生する>

      数ヶ月かけて詳細まで計画する。ミスなく、予算を超過せず、スケジュールどおりに成果を収めるために。

      だが現実はそんなバラ色のシナリオどおりにはならない。

      念入りに計画し、変更をできるだけしなくてすむよう、知り得ないことを知ろうとした努力は無駄になる。

      (P.20)

      そう、そんな人生うまくは行かないよ!

      この計画でいけます!って言っても、いざ始めてみると大体は変更が発生するわけですよ仕事って。。

      でももうスケジュールずらせないよ…ってなって、残業して、また変更があって、デスマーチが始まる…うわあああ(((^o^)))

      そんなことにならないように、スクラムでは定期的に「進むべき方向が間違っていないか」という確認・改善(「検査と適応」と呼ばれるサイクル)を行うんですね。

      取り返しのつかなくなる前の「早い段階で失敗し、早いうちに修正する」。
       

      <スクラムの原点は「守破離」の精神>

      スクラムは最初は意識して実践することが必要だが、次の新たな次元ーーー考えなくても自然に動ける段階へ到達するため、たゆまぬ努力も必要だ。

      (P.58)

      「守破離」の考え方は、スクラムに限らず仕事においては何でもそうなんじゃないかなと思いました。

      私はデザイナーなんだけどデザインもそうで、基本的なこと(要素の配置や強弱など)は最初意識しないとできないけど、そのうち感覚的にできるようになっていきます。

      ただ、基本ができないと良い物は作れないので、一度型にはまることが大切なんですね。
       

      <スクラムのベースは「チーム力」>

      第三章「チーム」は読んでいておもしろかったのです。その中で一番刺さったのがこちら。

      優れたチームは自己組織的かつ自己管理的てある。どう仕事を進めるかと自分たちで決める力があり、決めたことを守り実現していく力を持っている

      (P.64)

      上記は仕事を進める上でスピードやクオリティを上げるためにも本当に重要だと感じています。

      プロダクトオーナーはプロダクトの解決したい課題やストーリーを提示しますが、それを実現する方法を考えたり実行するのは開発チームです。

      なので私のチームでは、開発チームが松竹梅でプランを提案し、プロダクトオーナーがどれを実施するか決定しています。

      また、決めたことを守り実現するために、週1回のMTGでふりかえりを行い、決まったTryをカンバンに貼って毎日目の届くようにしています。

      スクラムすごい〜。
       

      <「半分できた」はできていないのと同じ>

      はい。

      半分できたとしてもソフトウェアは動かないのであった…

      マルチタスクは失敗の元とも書かれていて、例えば2つのタスクを同時に進めても結局全部完成させるには2タスク分の時間がかかるし成果を出すのがその分遅くなる。それなら1つずつ着実に終わらせていったほうがちゃんと動くものができるじゃんという話。

      当たり前の話なんだけど、こういうのやりがちだなぁと思いました。
       

      <タスクではなくストーリーを>

      人間は背景があってこそ理解できる。ストーリーで物事を把握する。われわれはそうして世界を見いているものだ。そうしてストーリーに登場する人やその人の希望、意図の本質を把握する。したがって、全体から部分をばらばらに抜き出し、背景情報を無視して検討しようとすると問題が生じてしまう。

      (P.171)

      わかる!!!ストーリーで伝えないと、自分事にならないし意思疎通するのって難しいなと思います。

      あと「これ作って」だと、やらされてる感すごいし、最良のものが生まれない気がする。


       

      ■読み終えて思ったこと

      スクラムは全てに意味があった!!!(当たり前か…)

      スクラムが先人たちの経験をもとにすごく考え抜かれて作られたフレームワークなのだということを改めて知り、理解が深まりました。

      本書のタイトルには「仕事が4倍速くなる」と書かれていますが、仕事が速くなるだけではなく、どうしたらより質の高いプロダクトを生み出せるのかということがたくさん書かれていました。

      本書で学んだことを念頭に置いてより良いプロダクトを作ってユーザーさんに喜んでもらうぞ!

      これからスクラムやってみようと思っている方にもオススメの書籍です。

      (最後にスクラムのはじめ方も書いてある)

      そういえば、結婚式をスクラムで行ったという話が書いてあったので、その機会にはぜひやってみたいと思いました。

      (予定は特にありません)


       

      日常

      2013.07.09 Tuesday

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        帰り道、

        鳴り出した踏切を小走りで渡ろうとしたら、

        すれ違った黒人さんに

        「ガンバレ!ガンバレ!」

        って応援された。

        今日も良い一日だった。

        ホスピタリティ

        2013.06.18 Tuesday

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          今日、飲み会の予定があって、いつものSYに行ってきたんですよ。
          あれこれ話して帰るときに

          「りんちゃん、黒板見た?」
          って言われて
          慌てて見に行ったら、



          この看板見た瞬間、泣きましたよね。
          最高です!!!

          みんな、庄や渋谷南口店よろしく!

          追い込み

          2013.06.14 Friday

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            今日はペパボ文化祭の搬入日でした。

            私は午前中に諸々サイトの調整をしつつ、午後から会場搬入に向かいました。

            ペパボ文化祭の三日間、私はソーシャル番長を務めます!
            ずっとインターネットしてるという、最高のお仕事。

            ぜひペパボ文化祭におこしいただき、「ソーシャル番長」というタスキをかけた私を見つけたら生暖かくお声がけいただけると嬉しいです。
            全力で喜びます。

            楽しすぎて

            2013.06.13 Thursday

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              高速回転してたら膝すりむいた。

              ペパボ文化祭が始まりました。
              超レポートしたいのですが、超バタバタなので、また改めてレポートします。

              ビールクズによるビールクズのための「クラフトビール特集」

              2013.06.10 Monday

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                私、ビールになりたいくらいのビール好きなのですが、
                この度ショッピングモールカラメル
                大好きなビールの特集ページに携わらせていただいたので、ぜひ紹介させてください!!!

                最近巷で流行りの「クラフトビール特集」です!
                以前は「地ビール」と呼ばれていたものが、
                今はオサレに「クラフトビール」と呼ばれているそうです。
                クラフトビールを各種取り扱っているお店も増えてきて、今若い人たちを中心に大人気だそうです。
                私も先日、会社の同僚のビールクズたちといってきました。

                そんなクラフトビールを集めた特集、ぜひご覧ください!
                本当、作ってて幸せだった…!でもずっとビール飲みたかった!
                私が作った渾身の画像をfacebookのカバー画像にしてみたので、置いて行きますね。

                ↓クリックすると大きい画像が開きます( ´∀`)b

                いよいよ次の週末『ペパボ文化祭』

                2013.06.09 Sunday

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                  6月14日(金)〜6月16日(日)に、原宿のデザインフェスタギャラリーで開催される、
                  私が勤めている会社 paperboy&co. 略してペパボの創立10周年記念イベント、
                  ペパボ文化祭」の準備がいよいよ大詰めです。



                  私はメインスタッフとして、3月頃からこのイベントの準備に参加しています。
                  ロゴとかサイトなどのデザインを担当しています。
                  (ロゴは制作過程を残してるから今度ここに書いちゃおう)

                  イベントの内容としては、

                  まる 記念トークイベント

                  社長のケンタロさんとペパボ創業者の家入さんの対談があったり(バーグハンバーグバーグのシモダさんが司会)、
                  きゃりーぱみゅぱみゅのPV等を手がける増田セバスチャンさんのトークショーや、
                  ペパボユーザーさんのトークショー、シンガーソングライターYeYeさんのミニライブ、
                  ペパボデザイナーのほこたて対決なんかがあります。

                  目が覚めたとき

                  2013.06.06 Thursday

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                  目が覚める直前にみていた夢の事をしっかり覚えていて、
                  現実に落とし込んだ時、
                  夢の中の誰かが考えた事だけど、
                  それって私の頭の中にでだけ起こった出来事だから、
                  それは自分のアイデアとして現実で使える。

                  「よーし」と思って、
                  紙とかに書くこと想像したり、書こうとすると、
                  それまでしっかり頭の中にあったことがフッと消えてしまう。

                  ということがまたに起こる。
                  今朝も起こった。

                  こういうのって、夢日記つける習慣をつけると良いんだろうか。

                  まー実際やるとそんなにおもしろくないんだろうけど。そのアイデア。

                  プランニングポーカーを体験

                  2013.03.06 Wednesday

                  0
                    問題です。
                    さて、わたしは今どこにいるでしょうか?


                    正解は、家から歩いて徒歩二分の大通り沿いの道端です。


                    何をしているかというと、
                    引っ越してからまだネットが開通していない我が家では、
                    ポケットWiFiを使ってネットをつないでいるのですが、
                    なんと住宅が密集しているせいで、家の中ではロクにネットが繋がりません。

                    どうしても今日中に送りたいデータがあるのに、
                    家の中から送ると、1%送信するのに2分もかかりやがります\(^o^)/

                     や っ て ら れ る か ぁ !

                    ということで、MacBookAirを担いで大通りまでやってきました。
                    おかげさまで今はスイスイとネットにつながっております。
                    寒空の下でインターネット。



                    で、本題なのですが、
                    今日、会社で初めてプランニングポーカーを体験しました。



                    プランニングポーカーとは、
                    ユーザーストーリーをもとに工数の見積もりをゲーム形式で行うもので、
                    今回は、これから進めようとしている案件のユーザーストーリーを書き出し、
                    ディレクター2名、エンジニア2名、デザイナー2名で行いました。

                    最初に、ディレクターが要件を固めて来ていたのですが、
                    実際に工数を見積もろうとすると、仕様の細部の確認が入るので
                    必要な要素や作業が明確になります。

                    一気に全ての作業工数を見積もるのではなく、細分化するので見積もりやすい。
                    数字が書いてあるカードを使って、みんなでせーので出し合います。
                    今回は1〜8までのカードを使用しました(数字の大きさ=○人日とした)
                    工数計算に、みんな大きな認識の違いがなくて良かったです。

                    全ての要件の工数を出し、合計して出た工数を目安に作業を進めていきます。
                    まだ作業工数しか出ていないのに「できた☆」とディレクターが言っていました★

                    プランニングポーカーを実際にやってみると、
                    チーム皆の中で作業の詳細や工数が明確にとても良いと思いました!


                    (たまにはデザイナーぽい記事も上げておきます)